痛みの外来
2025.04.09
当院では、
首、肩、背中、腰の痛み、
手足の痛み、
肩が痛くて上がらない
ひどい肩こり
などに対して積極的に治療を行います。
病名としては、
椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
五十肩
椎間関節症
帯状疱疹
坐骨神経痛
変形性関節性症
・・・
と、扱う病名はたくさんあります。
場合によっては、診断名がついてない痛みの方もいらっしゃいます。
まず診察では、どのような動作で痛いのかなど症状を詳しく教えていただき、必要に応じて画像診断や採血を行います。
他の医療機関で、すでに画像検査や、採血などをされていらっしゃれば、ぜひ結果をお持ちください。
今までかかられました医療機関の受付で、画像をくださいと仰られれば、もらえると思います。
それをご持参いただき、拝見させてください。
痛い原因を調べながら、痛みの具合や今までの治療経過に応じて、治療を考えていきます。
治療には、
・飲み薬(痛み止めや、過敏になっている神経を抑える薬)、
・貼り薬(最近は、痛みどめの持続時間が十分に伸びた新しい貼り薬も出ています)
・ブロック注射を始めとした、痛い所に麻酔薬を直接効かせる治療
を行なっていきます。
痛みの治療は、これらの治療を混ぜ合わせながら、根気強く行う必要があります。
一回の治療で、痛みがゼロになるに越したことはありませんが、なかなかそうはならないことが痛み治療の難しいことです。
ある調査では、体のどこかに痛みを抱えていらっしゃる方が、約8割いらっしゃります。
痛みはありふれた体の問題にも関わらず、痛みの治療がそれだけ難しい事を物語っている数字と言えます。
痛みがずっと続くと、常に気が休まらず、イライラして、楽しいことも楽しめない、出来たこともできないということになってしまします。
ほんとに辛いですね。
風邪や発熱も辛いですが、日にち薬で良くなるだろうとわかっています。
一方、特に慢性化した痛みは、寝ても覚めても痛い。ゴールが見えない不安があります。
治療により、ゼロにはならなくても、少しでも良くなれば、生活の中で今まで楽しめなかったことが、少し楽しく感じられるようになったり、できなかったことが出来るようになればと思います。
慢性化した痛みほど、一筋縄ではいかないですが、一緒に頑張りましょう。
最後に
治療にする際にいくつかお知らせがあります。
・鎮痛薬や、過敏になっている神経を抑える薬を飲むことで、副作用としてめまいや眠気が来る場合があります。
また、腎臓や肝臓の数値が上がる場合があります。
これは採血をして初めて分かりますので、定期的な採血が必要ですのでご協力お願いします。
・貼り薬で皮膚かぶれることがあります。貼り方や、その場合の対処法を考えていきます。
・ブロック注射をする際に、普段飲んでいらっしゃる薬のことが分からないといけません。
例えば、血をサラサラにする薬を飲まれている方は、血が止まりにくいので、針を刺す治療ができない場合もあります。
ただ、血をサラサラにする薬を飲んでいる方、全員がブロック治療ができない訳ではありません。
薬を確認するために、お薬手帳をご持参ください。
また、ブロック注射と聞くと、『怖い!』と不安になられると思います。
私もそのお気持ちはよく分かります。
前もって局所麻酔を行ったり、細い針を使ったり、打つ場所を氷で冷やすことで感覚を鈍くさせるなど、打つ前に出来るだけ痛くないようさせていただきます。
針の治療は誰でも怖いです。
お話ししながら、どのような方法がいいか一緖に考えながら、やっていきましょう。